かなじゃーなる

自分の好きなもの(ゲームなど)とたまに海外暮らしについて書いています。

スウェーデンと日本の夏【雑談】

はてな今週のお題が「暑すぎる夏」。

今の現在の気温は17℃。お昼を過ぎたくらいで気温的には一番上がる時間である。 スウェーデンでは9月からはもう実質の秋で、ちょっと一枚羽織らないと寒い位の気温になる。

初めてスウェーデンに来たのが丁度9月ごろで、真夏の日本からスウェーデンに来てかなり寒かったのを覚えている。寒すぎて冬用のコートを着てたくらいだ。

ということで今日は夏について話してみたいとおもう。

今年の夏

 今年の夏は暑かったりちょうどいい気温だったりとまた寒暖の差が激しかったような気がした。

 個人的には24℃くらいがちょうどいいんだが、それくらいの気温でエアコンなし、PCを付けていると部屋の温度がぐんぐん上がっていっていつの間にか汗をかき始める温度にまでなっているので、20℃前後の気温が一番ちょうどいいのかもしれない。

デスクトップPCの写真
足元にデスクトップPCを置いています

私のデスクトップPCのパーツは相方氏のお下がり品が多く、それでも使ってたパーツよりはいいものなので使わせてもらっている。しかし、足元でCPUやらグラボがとんでもない熱を放っているのだ。下からこみあげてくるむわっとした生ぬるい風を感じながらPCをいじっていることが多い。

 また25℃を超えてくると私の足元も猛暑なのだが、育てているズッキーニの実があまり大きくならないのでそれも困る。今年のズッキーニが収穫し始める6月、とんでもなく暑くなり、小さいままでなかなか育たなかったので調べたら気温の高さと実の成長具合には密接した関係があるという大学の論文を読んだので、確かだとは思う。

庭で育てているズッキーニの写真
今年のズッキーニは6株

しかし気温だけはコントロールできないので神頼みするしかない。

 スウェーデンでは24℃を超えてくると、プールに入ったり、河に入って遊んだりする人が多い。でもその気温ではちょっとまだ水温が低いので私はちょっと入れない。みんな「入りなよ!」と元気そうに声をかけてくれるのだが、「いや、今日はちょっとやめときます」とノリの悪い返事しかできない自分が嫌になる。

近くの河の写真
近くの河まで徒歩5分

 今年の夏は庭にあるベリー系以外の果物が不作でとても残念に思っている。庭には、りんご、さくらんぼ、杏子、桃、ぶどう、ベリー系があるのだが、ベリーと桃以外が悉く不作。
ベリーが良く取れる年は雨が多いのだが、他が多く取れる年としては雨が少ない年と言う傾向がある。今年はまぁよく雨が降った方ではあると思う。8月はほとんど雨が降ってくれなかったけども。私は庭の杏子とさくらんぼが好きで小腹が空いたら取ってくるということをしていたので、この杏子とさくらんぼが残念で仕方がない。

暑すぎた夏 in スウェーデン

 暑すぎた夏といえば2年程前の夏だった。

私の相方氏は仕事に出かけ職場はエアコンのきいた快適な場所で働けるのでいいのだが、私は家に仕事があるといった感じでエアコンなし、ものすごく暑い場所で過ごさねばならなかった。

自宅から数十メートル先にレストランがあってそこで働かせてもらっていたのだが、調理担当なので気温+調理の熱でものすごく暑い。仕事前にシャワーを浴びてきた人も汗だくになる暑さだった。

ちなみにこっちの人は汗をかくとものすごい臭いのでちょっと注意が必要である。本人たちもすごく気を使っていてデオドラント剤(脇に塗るやつ)やよくシャワーを浴びたりと、汗をかくと臭いというのもわかっているのであまり声を大にして言えることではない。しかしちょっと近づいただけでふわりと臭うツンと鼻につく臭いは美味しい食べ物を調理しているキッチンでもかぎ分けることができるほどの匂いである。

ものすごく暑いのでみんな薄着になりそれでもびっしゃり汗をかいているスウェーデン人なのだが、私はと言うとTシャツ+短パンで平気な顔をしているのでたびたび嫌味っぽいことを言われたりもした。

暑いのに汗かいてない+汗臭くないということでお怒りを買ったんだろうか。私の「暑い」は大体28℃くらいから暑いなのでな…。

 30℃を超えた日もあり、さすがに河にいって泳いだりもした。久しぶりに泳いだら、あまり浮かなくなっていてちょっとビビったアラサーの夏。

日本の夏とスウェーデンの夏、そして日焼け

 夏は日照時間がとても長いので、日光を楽しむ人も多い。ここではあまり日焼けせずに真っ白だと笑われるくらいだ。ラッキーなことに私はかなり日焼けしやすいタイプなので、短時間陽に当たっているだけでそこそこ焼ける。

この体質のせいで、日本にいたときは美白=美人という謎の文化がとても嫌だった。日焼け止めを塗っていても焼ける。スタート地点にも立てないのである。

学生時代に片道30分チャリ通していたときは腕が完全に食パンだった。太陽に当たる部分は小麦色に焼けているのだが、太陽が当たらない反対側は真っ白なのである。私はこれを食パン焼けと呼んでいた。

こっちでは半袖焼けをすることが多々あるのだが、この半袖焼けはスウェーデンでは農夫焼けと呼ばれるらしい。

なので私は肌が真っ白の人よりも、ちょっと肌が黒い人くらいの方が好きだ。

 また日本の夏は女性としてはかなりつらい時期でもある。

生理現象もつらい要因の一つなのだが、人前に出るときは化粧をしなければいけないという謎の慣習が私はあまり好きではなかった。夏と言えば暑いし湿度もも半端ない。汗をかくのは当たり前。それに加えて顔にいろいろ塗りたくる(化粧品)のが当たり前みたいなことを言われるのがちょっと理解できない。

化粧は限りなく薄くしとかないと顔面上に半妖怪が生成されてしまうし、頻繁にトイレにいって直したり気を使わんなければいけない。マスカラやアイライナーが目の下についていないか確認できる時間があるなら売り上げを確認したいところだ。わたし化粧してますアピールをせずに薄く化粧をしようものならすっぴんだの好き放題言われてしまう。嗚呼つらい。

 日本の夏はちょっと人が死ぬレベルで暑すぎるし、大変なことも多いんだけど、夕焼け時に人々が打ち水をしてたり、風鈴があったりと風情があるので好きだ。小学生のときに蛍を初めて見た感動は忘れられない。

 スウェーデンの夏はとても過ごしやすいところがいいところなのだが、育ってきた日本のように風情や情緒、趣を感じられることがあまりない。なのでこの点で寂しさを覚えることもある。

あとがき

というわけで、夏についてでした。

スウェーデンの夏も日本の夏もそれぞれ良いところがあって、その良いところはその場所にしかなく相容れないものなので「みんな違ってみんないい」ってところでしょうか。

日本にいるみなさんも、涼しいところにいる人も、外国の暑いところに住んでいる人もお体には気をつけてお過ごしください!