かなじゃーなる

自分の好きなもの(ゲームなど)とたまに海外暮らしについて書いています。

むしゃくしゃしたので仕事を辞めて1か月東南アジアに旅行に行ってみた

なんかむしゃくしゃしたので仕事を辞めてフラッと東南アジアに行くことにした。

理由はたくさんある。

熊野古道の写真
最初に向かったのは熊野古道。日本を出る前に一度は言っておきたかった場所です。熊野古道を訪れた後は関西国際空港から台湾へ。

理由その①

仕事ですんごーく嫌なことがあって”あー、もう辞めよこんな仕事”と思ったからである。

フリーター(アルバイター)だけど勤続6年めほど。 結構上の責任ある地位にもなってきた。

周りの同僚や上司はいい人達ばかり。何が私をそこまで追い詰めたかというと、”お客さんとのトラブル”である。

そう、私は接客業をしていました。事の発端は私のミスで起こり最初は本当に申し訳なく思い平謝りしていたんですが、一度ブチ切れたお客様は次から次へと出てくる人にキレ散らかし、公衆の面前で1時間半以上怒鳴られ続け、接客業という仕事にホトホト嫌気が差してしまったのである。

台北の写真
2番目の滞在地は台北。生えてる樹木ももう日本とは全然違うものになっていて、日本を出た感がすごく出てくる。

その②

スウェーデンにパートナービザで申請を申し込んだけれどこの時点で1年と半年ほどの時間を待ってお金を貯めることだけに費やしていた。 そんな環境に嫌気がさした。やりたいこともしないでずーっと我慢して早1年半。もう我慢の限界だっ。

その③

前年の秋にできた友達の影響。19歳とか25歳で世界を旅してまわってる外国人に会って、一緒に上野に行ったり、代々木公園に行ったり、秋葉原を案内したりした。

なんかすごく出会い系みたいに聞こえるけどそうじゃなくて、東京ゲームショーで手伝った友達のイギリス人が”うちで働いてたインターンがいま旅してて、今度東京に行くみたいだから案内してあげてくれない?”と言われたので会ってみることにしたのだ。 ちなみに同性。

待ち合わせの日はすごく気が乗らなかったけど、会ってみたら凄くいい子ですぐに意気投合して次の日も遊ぼうといわれたので遊ぶことにした。 結局、彼女の日本滞在中1週間程、4日くらい遊んだ。

仕事の帰りに待ち合わせして夜ご飯を一緒に食べたり、休みの日は彼女に付き合っていろんなところに行った。何気ない一日一日がすごくいい日だった。

すごく羨ましいなと思ってしまったせいで世界に飛び出したいと思ってしまったんだ。

ハノイの写真
次はベトナムハノイへ。中国の文化と東南アジアが混ざり合った感じで不思議な国だった。道路はバイクやら車やらでせわしなく、よく事故らないなと思うほどであった。

その④

借りていた賃貸物件のトラブル。

なんだか面倒くさくなってしまったのでとりあえず退去することにした。 退去の後の入居先はいろんなことを考慮すると考えられなかった。

なので旅するのがちょうどいいんじゃないかという常人の考え方とは全く違う方向の決断を下した。

理由なんてもうどうでもいいかなっ?

小さな理由を挙げていくとキリがないのでこの辺でやめておくことにしよう。 たくさんの心理的不満とその環境が重なったせいで自分の居場所がなくなったと感じたので、前々からやりたかった東南アジアの旅に行くことにしたのである。

何故東南アジアかというとアジア圏の外国に旅行に行ったことがなかったから。 近いのに物価が安いなんて最高じゃないですか。花の街パリより行ってみたいよ。

旅の計画

旅を計画するのはなかなかわくわくした。

旅行会社で買うパック旅行とは違って何から何まで自分で予約しないといけないんだけど、自分で見て選べるっていう点がいいなと思った。 例えばパック旅行ではホテルは選べないし、部屋のタイプもそんなに自由が利かないと思う。

あと、私の場合は低予算の旅行だったのでなるべく出費は押さえたいけどいろんな人に会いたいと思って、ホステルに泊まることにした。自分でホステルを選んで、部屋のタイプもどれがいいかなと考えたりするのが楽しかった。

まずはは航空券を購入

国から国へと旅するのでそのコースを自分で考えるのは大変だったけど楽しかった。

私のとった方法はとりあえず行ってみたい国をピックアップして、まず近場の国の飛行機のチケット代を調べる。 同時期で韓国へのチケット代と台湾へのチケット代は大分違くなる。ちなみにすべて片道航空券で購入した。

そうやって帰りの一か月先の飛行機まで確保した。 次の行先が決まってなかったり、次の国への飛行機チケットを持ってないと搭乗拒否される場合があると聞いたからだ。案の定何回か空港の搭乗手続きのやりとりで”片道航空券ですが次の行先は決まってますか?””次のフライトチケットかそれが確認できる書面を見せてください”などいろいろ聞かれた。

アンコールワット遺跡の写真
カンボジアでは念願のアンコールワット遺跡にうちの相方氏といった。朝早く起きて大変だったけどいい旅だったなぁ~

次に宿泊先を抑える

フライトチケットを確保してからホステルの予約を開始した。

予約はすべてHostel.comというホステルの大手サイトですべて行った。 個人的にレイアウトが見やすく、ソートもできて自分の見たい情報をすぐに表示できるすごく便利なサイトだと思う。

重視したのはレビュー一覧のコメントやレビューの評価。評価が高めで空いてる部屋があり、かつ値段もそんなに高くないホステルを探した。

持ち物準備編

スーツケースは一つ持っているがそんなにたくさんいらないと思ったのでバックパックで行くことにした。

迷ったのはどれくらい大きいものにするか。どのブランドがいいか。 2~3店舗見て回って、一目で気に入ってしまったThe North Face Tellus 45Lを購入した。あとはインターネット調べて持って行った方がよさそうなものを購入。 個人的に役に立ったものはやっぱり蚊に刺され軟膏や蚊予防スプレー、ジップロック、帽子など何気ないものだった気がする。

韓国の写真
東南アジア周遊の締めくくりは韓国。もうとりあえず食べ物や飲み物に浸りまくった。

旅を終えてみて

そうやって飛び出していった日本。 やってみた感想は…もちろん悔いはないし、自分の成長のためにお金を使ったかと思うととても気持ちが良かった。
1万円の服を買って友達と遊ぶのに5千円かけるより、1万円の航空券を買って5千円を宿泊代に使っていろんな探検をして自分磨きに使う方がずっといい。いろいろ学ぶものも多かったし、友達も増えた。次に生かせる経験もたくさんあった。

帰ってきてみるとやっぱり故郷が一番だと気づかされた。食べものも、礼儀作法も、暮らしぶりも、育ってきた環境が一番なのかもしれない。 すごく羨ましいなって思って飛び出していったけど、うらやましがられる環境にいたのに気づかなかった自分がいたことに、外に出て初めて気が付いた。