こんにちは!
最近はとても暗いニュースが飛び込んできましたね。
まぁ言うては有名人の方の自殺報道でとても悲しい気持ちになってしまったので、グリーフケアということに関してちょっと書いてみたいと思います。
グリーフ(grief)とは、死別・絶望・後悔などによる深い悲しみと言う感情で、海外ではグリーフケアというものがとても重要とされています。
グリーフケアとは、この悲しみをどうやってケアしていくか、治療というのもなんですがどう向き合っていくのかということです。
何かに失敗したとき、行き詰ったとき、大切な誰かが死んだときなど、このグリーフという悲しみは全ての人が通る道でもあるので、しっかり向き合っていけるようにしましょうね。
自殺などで自分の命を絶ってしまう人が一人でも少なくなりますように。
悲しみのプロセス
飼っていたペットが死んだとか、身内の人が亡くなったときに起こる悲しみですが、この悲しみという感情を放っておくと後々鬱になったりだとかになってしまいます。
大きな悲しみを抱えると人は以下のように4つの悲しみのステージを段階的に迎えていくようです。
- ショック期
- 喪失期
- 閉じこもり期
- 再生期
死の知らせを聞いてすぐに起こるのがショック期で、無反応、パニック状態などが起こります。
喪失期はショック期のすぐ後に起こったり時間が経ってから人によって差が出るかもしれませんが、号泣したり、怒ったり、自責の念に駆られたりという感情が繰り返し現れるようです。まだ故人が生きているかのように振る舞ったり、生きているように思ったりとすることがあります。
閉じこもり期ではうつ状態に陥ったり、無気力な状態になったりします。故人がまだ生きていたころにしてあげればよかったなどの自責の念はまだおさまりません。
再生期では亡くなったことをしっかりと受け止めることができて、新たな自分や新たな関係を築いていく時期です。積極的に他人と関われるようになります。
▼ソース
www.grief-care.org
e-stories.jp
グリーフケアで私がすること
グリーフケアはみんなちゃんとできているでしょうか?
しっかり向き合わないといけないことなんですが、忙しくて後回しにしていくとだんだんと心が張り裂けそうになってしまいます。
ここでは私がとても悲しくなったときにすることを紹介してみます。
しっかり泣くこと
グリーフケアのウェブサイトにも書いてあるように、しっかり泣いて泣いて泣きとおさないと結構まだ重くずっしり悲しみがのしかかってきます。
涙はもう枯れたっていうくらい泣くんです。この時しか泣けないと思って泣く。
後に回しておくと後で自分の心のバランスが崩れてしまいますから、しっかり泣いていいのです。
「男なんだからくよくよすんな」っていう言葉もあるけど、悲しいのに男も女も関係ないです。男だから泣いちゃいけないとかないです。
大切な人やペットを失った悲しみはそれ以降一生心のどこかに住み続けます。悲しみと上手くやっていかないと自分が壊れてしまいます。
音楽を聴く
悲しいことがあったときは私は悲しい系の音楽を聴くことが多いです。
涙を誘引してくれることを知っているからなのかなんとなくなのかはわかりませんが、歌を聞きながら号泣していることがよくあります。号泣したあとは意外と心が軽くなってることが多いです。
一応一部歌詞と個人的な意訳(和訳)を置いておきます。
▼See You AgainーWiz Khalifa
交通事故を起こして亡くなったポール・ウォーカーさんへ捧げる歌としてよく知られるこの曲では、「また会おうな」という感じの歌詞がとても印象的です。
It's been a long day without you, my friend
And I'll tell you all about it when I see you again
ダチよ お前がいなくなってからしばらく経つな
また会ったときに全部話すよ
▼Wake Me UPーAvicii
大人気だったスウェーデン出身のミュージシャンアヴィーチーですが、2018年に急死を遂げました。28歳でした。その後の家族からのメッセージで自殺らしいという推測がありますが詳しいところは分かっていません。
So wake me up when it's all over
When I'm wiser and I'm older
All this time I was finding myself
And I didn't know I was lost
全部終わったころに起こして
僕が老いて賢くなった頃に
ずっと自分を見つけようとしてたんだ
自分を見失ってるとは気づかずに
▼Hold OnーGood Charlotte
パンクロックで有名なGood Charlotteは中学生から高校生までよく聴いていたバンドの一つでした。この曲は自殺を考えている人に向けた曲です。
Hold on if you feel like letting go
Hold on, it gets better than you know
掴まって 手放しそうになってるなら
掴まって 自分が思ってるよりもよくなるから
▼雲と幽霊ーヨルシカ
ボーカロイドのプロデューサーとして活躍していたn-bunaさんによる、ヨルシカさんとしての楽曲です。いま有名な米津玄師さんもハチとしてニコニコ動画に楽曲を発表していたので、そんな感じですね。
幽霊になった僕は
明日遠くの君を見に行くんだ
その後はどうしよう
きっと君には言えない
このMVの中で幽霊になった男の子がいろいろ旅している様子が見られるのですが、一番最初のほうに出てくる風景が「ストックホルムぽいなぁ」と思っていたら本当にストックホルムで驚きました…。
歌う
音楽を聴くという作業は涙を誘引させて泣くという感じで
大声を出すとスッキリすると思いますが、「ヴァアアアアア」と叫んでもいいのですが近所に心配されかねないし迷惑にもなるので、カラオケいってこのうっぷんを歌に込めて晴らすという作業をするのもイイことだと思います。
ほかにはどんな方法があるのか
心理カウンセラーや精神科などに行くのもアリだと思います。
何をやっても悲しみが改善されない、体調や生活に支障が出てきたなど言う場合は余計に専門家にお世話になった方がいいと思います。
あとがき
私も親族が自殺で亡くなっているので、著名人の自殺のニュースを聞いたときは親のときと同じくらい悲しくなりましたし、信じられませんでした。今でもまだ信じられません。
これから時間をかけてまた受け止めて行こうと思います。
「なんで?」という質問ばっかりで進まないんですよね。果てには「いや自殺じゃなくて他殺かもしれないし、事故かもしれない!」という感じで現実逃避の考えに踏み込んでいってしまうんですよね。
一時的なものならいいけど、しっかりと事実を受け止める気力と覚悟出てきたときに事実を受け止めておきましょう。
仕事があってもなくても、お金があってもなくても、自分の時間がなくてもあっても、人って死んでいってしまうんだなぁ。
自殺は自殺した人にとっては自己完結型でそれで終わりかもしれないけど、周りの人の心に影を落としていってしまうので巻き込み型だと思います。できれば自殺しないでいろんな人に話したり相談したりしてほしい。
あとはどこかで悲しんでる人がいたらそっと遠くから見守ってあげて何か必要そうだったら手を差し伸べてあげてください!