こんにちは!
スウェーデンに来てからまだ3年も経ってないですが、レストランで働いたりすることができました。
ここスウェーデンでそこそこレストランに足を運んだりもしていろいろな種類のレストランを体験しました。
そこで外国(スウェーデン)での接客やお客さんとしてのマナーについてまとめてみたいと思います。
お客さんとしてレストランに来た時に注意したいこと
オーダーが決まったら呼ばない
日本では注文したいものが決まったら店員さんを「すみませーん」と呼ぶのが一般的です。
しかしこちらではそれはしちゃいけないそうです。
基本的にはメニューを閉じておいて待つというふうにしているとウェイター/ウェイトレスさんが注文を聞きに来てくれることになっています。
いつまでもメニューを見てたら注文がまだ決まってないと思われてしまうっていうことですね。
メニューを閉じていても店員さんが忙しいとなかなか来れない時がありますが、そのときはみんな小声で「早くこっちきてよねぇ~」とか囁いてます。
小さい規模の店舗
小さい規模の店舗だと、注文を聞いてから席に着くという場合もあります。
こういったシステムのレストランは店員の数が少ないことが多いので、店員があちこち歩いて回れないのが難点です。こういったシステムにすることでいちいちテーブルに聞いて回るのを回避しているのです。
Tottemo Ramenとかもこんな感じでした!
www.kanajournal.com
接客側として注意したいこと
すべての注文は同じタイミングで運ぶ
スウェーデンで調理側として働いて大変だったのは、団体で入ってきたグループではそのグループの料理分一気にテーブルへと運んでいかなければいけません。
カップルだったら2人分の料理を同時のタイミングで出す、家族連れだったら子供の料理を送ってからすかさず大人の分の料理を出す、誕生日などの家族連れの場合すべての料理を同じタイミングで出さないといけません。
誰かの料理がきてないと、料理が運ばれた人たちはその人を待ったりしなければいけなかったりします。
同じタイミングで出すって、料理してる方からするとなかなか難しいんですよねぇ。魚とか肉とか調理時間がバラバラなものを一緒に出さなきゃいけなかったり、作ってる担当がそれぞれ違ったりとキッチン内では結構混乱のタネです。
食べ始めて数分経ったら声をかける
これは私が飲食店やバーで働いてきて数十年のスウェーデン人のご近所さん、その名もジャネットさんと一緒に仕事をさせていただいたときに教わったのですが、テーブルに料理を運んで食べ始めて少し経ったら味はどうかなど聞きに行くそうです。
なんで聞きに行くのか聞いたところ、「食べ始めてまだ少し経っただけなら修正が効くから」という理由だそうです。
すなわち不味かったり不満があったまま食べ終わってしまうよりも、食べてみて味を聞いてダメだったら直してあげるというところに努めているようです。不味いまま怒って帰ってレビューでこっぴどく書かれるよりいいと思います。
私も地元のレストランのあるホテルでお誕生会に参加してディナー食べたのですが、高いお値段を払って不味いものを食べた経験をたことがあるのですがウェイターさんが聞きに来てくれて作り直してくれたりしたらそこまで不満に感じることもなかったかなぁと思いました。
子供用の料理は一番最初に運ぶ
スウェーデンでは家族や子供がいる場合などは、子供から優先的に食べ物を取らせたりすることが多いです。
大人が最初に取っちゃいけないというわけではないので、自分が一番最初に取ったからといって失礼に当たるというわけではありませんが、子供を最後にして少量になってしまったら可哀そうでしょうという感じ。
そのためレストランでもお子様ランチ的なお子様料理は一番最初に運びます。
私は日本では居酒屋で働いたことはあるけどファミリーレストラン系では働いたことがないので実際のところは分かりませんが、日本のレストランでもお子様料理は一番最初に運ばれてくる気がします。
済んだお皿はなるべく下げてあげる
テーブルで完食されたお皿が残っていたり、完食してなくても終わった合図のしてあるお皿は普通なるべく早く下げてあげるのが一般的です。
お客さんが去るまでお皿が残ってると、どちらかというと「気が利かない」、「気を配る暇がないほど忙しい」といった印象を与えてしまいます。
もし食べ終わってるのか終わってないのかわからない場合でも、「お下げしてよろしいですか?」的な一言があるとダメな場合は言ってくれるので、しっかりコミュニケーションをとって下げてあげた方がいいと思います。
コミュニケーションは大事!
あとがき
スウェーデンではチップ制ではありませんが、チップをあげることはできます。
それはサーバーやウェイター、ウェイトレスがとてもいい仕事をしてくれて快適な時間を過ごせた対価としてあげます。
あとはいまスウェーデンではデジタル化が進んでいて現金を運んでいると重たかったりめんどくさいというデメリットがあるため、現金を処分してしまいたいときにあげてしまったりします。
日本のようにウェイターやサーバーはお客様に尽くさなきゃだめという関係がないので、必要以上に親切にする必要がないというのが良いところで合ったりもします。