こんにちは!
今日はストックホルム市内を旅行したり、住み始めた人におすすめの豆知識を紹介したいと思います。
なぜそんなことを紹介するかというと私の周りの人はこういう細かいところを一切教えてくれなくて、自分で時間をかけて知っていったため、同じような人がいた場合の情報源になればいいなぁと思ったからです!
しかしこの豆知識は筆者がStockholm Län(ストックホルム県)に在住のためストックホルム界隈についてのことになりますのでご了承ください!
SL社のSL ACCESSカードとSLアプリ
いわゆるJRのSUICA、私鉄のPASMO又は他の交通系カードのようなものです。
しかしこのSL社は思ったより曲者なのです。
運賃
まずは運賃を見ていきましょう。
日本に住んでたら、いつも料金は一定ですよね。しかしこちらでは運賃にバラつきがあるのです。
SLカードにお金を入れておいて使うと75分31krという料金設定でタッチしてから1時間はSL社運行内のバス、電車を使い放題でどこまででも行けます。
しかしSL社のSLアプリを使ってチケットを買うとなぜか44krなと100円以上違ってきます。
予算のある旅でしたらカードを買っておくことをお勧めします!
またSLアプリでチケットを購入すると使用期限の75分が購入直後からすぐ始まってしまいます。そのため、乗る直前に購入することをお勧めします。
アプリのチケットはスウェーデン内でスマートフォンにインターネットが通ってる場合のみおすすめです。
SLカードのチャージ
私の周りではほとんどの人がSLカードにお金をチャージしておいて使用しています。
そこでじゃあどこでチャージするの?って言う話。
ストックホルム市内だと電車が通っているため、このSLカードのチャージ機があるようです。
私は田舎住みなので見たことがありませんが。
なのでうちの界隈では最寄りのICAのポストオフィスのところ、またはバスステーションがある大きな街ではバスステーション付近にかならずプレスビーロンがあるのでそこでチャージしています!
チャージするとき
ICAのポストオフィス
ICAのポストオフィスでは機械で番号を発行して番号順に対処していっているので、横入りなどせず番号札をとって番号が呼ばれるまで待ってくださいね。
最近はうちの田舎ICA(結構大きい)でもこの番号札機械が設置されたので、小さなコンビニくらいの大きさのICA以外は今ではほぼどこでも運用されているのではないでしょうか!
Pressbyrån
プレスビーロンではとくに番号札機械などがないため、お会計するところに並んでそこでチャージしてもらいます。
用語集
スウェーデンでは基本的に多くの人が英語を話せるため、旅行者なら英語でも問題ないと思います!
しかしたまにバスの運転手さんが英語教育が盛んでない外国からきた移民だったりして英語が通じない場合(スウェーデン語は通じる)もあるので注意してくださいね。
そのため下調べはよくしておくことをお勧めします。
そのほかに長期で住むのでスウェーデン語で話したいと言った場合や、スウェーデン語をちょっと知っておきたい、英語でなんて聞いていいのかわからないといった場合のために用語集を作っておきたいと思います!
スウェーデン語編
- Ska du köra till 〇〇? スカ ドゥ ショーラ ティル 〇〇?
これは運転手さんに聞ける質問で、「〇〇へ行きますか?」といった意味です。
- Jag vill fylla på 〇〇 kr! ヤー ヴィル フィーラ ポ 〇〇 クローノル!
これはカードをチャージするときに使えます。意味は「〇〇クローナ分チャージしたいです!」です。
100kr= フンドラ クローノル
200kr= トゥヴォー フンドラ クローノル
- Jag vill köpa dags biljett. ヤー ヴィル ショェーパ ダグス ビリイェット
これは「一日券を買いたいです。」という意味で、ICAやプレスビーロンでチャージの代わりに一日有効券を買うときに使えます。
一日券を買う場合などは、Vuxen(ヴクセン)=大人料金、Student(ストュデント)=学生料金、Barn(バーン)=子供料金などを追加して言ってください。
英語編
- Are you going to 〇〇?
運転手さんに聞ける質問で、意味は「〇〇へ行きますか?」です。
Is this bus going to 〇〇?
バス停で他に待ってる人やバスの運転手さんに聞ける質問で、「このバスは〇〇に行きますか?」という意味です。
I want to fill up the card, please! 又は I'd like to fill up the card please!
カードをチャージするときに使えます。意味は「カードをチャージしたいです」という意味です。追加でいくら分チャージしたいのか加えて言ってくださいね。
100kr ア ハンドレッド クローノル
200kr トゥーハンドレッド クローノル
- I want to buy a one-day ticket please!
意味は「一日券買いたいです」で、ICAやプレスビーロンでチケットを買うときに使えます。
Adult price=大人料金、Student price=学生料金、child price=子供料金かを聞かれると思います。
現地にパーソナルナンバーをお持ちの人に朗報なSL社のMitt SL機能
SL社のウェブサイトにパーソナルナンバーでログインできるMitt SLというサービスがあります。
簡単に概要を見ていきます。
ということでこれで残高が足りなくなってICAかプレスビーロンに行って購入するという手間が省けますのでとても便利ですね!
田舎にはチャージ用の機械がないので、これで問題解決です!
残念ながら旅行で来ている人はこの機能は使えません。
ログイン方法
Bank IDアプリを持っている場合
Bank IDを持っていると、ログインするだけなので3分以内でsign-up作業が完了となります。
何を言ってるのかわからないと思いますが、携帯電話にBank IDのアプリが入っていたらその情報がすべてログイン作業に使われるのでBank ID直近で使われた履歴のBank IDでログインするというボタンを選んでBank IDのパスワードを入れるとすべて登録作業は完了します。
Bank IDアプリを持っていない場合
Bank IDアプリを持っていないと、Eメールアドレス、名前、パーソナルナンバー、ユーザー名の登録が必要となります。
いわゆるどこでも登録するのに使う情報をすべて打ち込む作業をしなくてはいけないということですね。
自分のカードを登録する
ログインが済んだら自分のSLを登録しましょう!
Registrera SL Access-kortというセクションを選ぶ。
必要項目を入力。カードナンバーとカード所持者の名前を簡単に入力しましょう。
この2ステップで簡単にカード登録作業が完了します!
ちなみにローディングが終わるとすぐに残高が表示されます。便利だなぁ。
注意
この機能はアプリにはなく、インターネットでSLサイトを検索してウェブサイトのみでできる機能なので注意してください。
SL-ACCESSカードを使って移動するときの注意事項
SL-ACCESSカード使用範囲
SL-ACCESSカードは、なんとStockholm Län(ストックホルム県)のみでしか使えません。
例えばストックホルム県を旅行した後隣のUppsala県に行って何泊かしてUppsala市内をバスで移動したいという場合、ULカードを使わないといけないんです。
ストックホルム県とウプサラ県ではバスや電車を運行している会社が異なるため、黄色いULのマークがついたULバスはULカードを、SLマークのついた青いSLバスは青いSLカードを使ってください使ってくださいということですね。
いま日本では当たり前のSUICAを使おうがPASMOを使おうが交通系Felicaカードなら定期券などの場合を除きどの路線でも使えますよという常識がないのです。
スウェーデン人の人もこれは不便に思っているようですが、変わる様子はなさそうです。
地下鉄の乗り降り
地下鉄の改札の機械が思ったり大きいです。
電車に乗るために改札を通るとき、タッチする場所が二か所ついてるので、間違えないようにタッチしてくださいね。
あと、電車に乗って目的地についた後に改札を通って外に出るとき、改札でタッチする必要はないです。
改札内側から近づくだけでドアが開きます。
でも誰かが開けたときにまとめて出ようとすると挟まって痛い思いをするかもしれないので、焦らず自分の番を待って自分で近づいてくださいね!
移動中の食べものや飲み物
移動中で食べ物を食べる習慣があるお国柄の人もいるかもしれませんが、車内での飲食は液体状のものであれば尚よしという見方のようです。
食べ物を食べてても注意されないかもしれないし注意されるかもしれないですね。
しかし、公共交通の場でビールを飲んだりすることは固く禁じられています!
バスで家に帰るときに、後ろのほうでおじさんグループが隠れて飲んでいたらしく、気づいた運転手さんが誰も降りないし乗りこんでこない一番近くのバス停に停まって「ビールを捨てて車内で飲むのをやめるか、ビール持ってバスから降りてください」とのひと悶着を目撃してしまいました。
おじさんたたちがビールを捨てるか降りない限りバスが出発しないのでかなり迷惑でしたし、運転手さんはかなり怒号でおじさんたちに言い寄っていて、おじさんたちはオドオドしているといった不穏な雰囲気のなかずっと待ってなくてはいけなかったので感じが悪かったです。
電車やバス、公共の公園などでは絶対にアルコールは飲まないでくださいね。
まとめ
こういう細かいことを住み始めてから知りました。
旅行系の情報はいっぱい書いてあるけど、住み始めた人でそういうまとめ情報はみつけられなかったので実際に書いてみました。
いくらかの情報は旅行系のウェブサイトと似た内容となってしまいますが、私がみつけた独自の情報や豆知識、用語集がほかの人の役に立つことを祈っています!