こんにちは!
今日はスウェーデンの季節的なイベントの一つ、クレフトシーヴァを紹介したいと思います!
ザリガニを食べるスウェーデンのイベント、クレフトシーヴァ
スウェーデンでは8月になるとザリガニ漁が解禁されるそうです。
8月に入ると、スーパーでもあちこちでザリガニが見られるようになります。ちなみにザリガニは英語でクレイフィッシュ。魚扱いなのね。
私も小さいころには家の近くや学校の近くのドブでザリガニ釣りをしてた経験があるので、「ザリガニ…食うの?…」っていう感じなのは否めません。
イメージとしてはドブ臭いものなので、食べれるイメージが沸かないんですよね。
実際食べてみましたが、超美味しいですよ。
ザリガニを食べる
うちでは毎年8月後半か9月にクレフトシーヴァパーティをします。
食前ドリンクのシャンパンから始まり、前菜を食べ、そのあとにザリガニを食べまくります。
今回の前菜は一般的な卵を茹でて半分に切ったものにマヨ+キャビアをのせたものや、ローストビーフにホースラディッシュのペースト(クリーム系)をロールしたものや、ゆでたジャガイモをくりぬいてマヨとキャビアをのせたりと、いろいろアイデアがありました。
ちなみにホースラディッシュは西洋わさびです。わさびより強いやつ。
前菜でお腹いっぱいにならないように気を付けつつ、メインのザリガニがやってきます。
ザリガニがやってきたところで、みんなフォークとナイフを脇にやって手で食べ始めます。
- はさみがついてたらはさみの手の部分は根元からひねって取る
- 頭部と体の部分を持って捻るように引っ張る
- 美味しい液がいっぱいあるので実の部分をチューチューと吸って煮汁を味わう
- 実の部分の殻をむく
- 実を取り出したら背ワタをしっかりとってから実を食べる
実の味は毛ガニやタラバガニのような、蟹系のたんぱくなお味です。
ドブ系の臭みはディルという香草と一緒に茹でられているため臭みがなく香草のいい香りがします。塩もふんだんに使われてるのでしょっぱいかもしれませんが、お酒が進みます。
かなり煮汁がしたたり落ちるので、ティッシュ、ウェットティッシュ、ペーパータオルなどが必須です。
チューチュー吸うのが行儀悪いなぁと思って煮汁を吸い出すのを怠ると、殻を向くときに四方八方に液が飛び散ってしまうので周りに迷惑をかけないという点でしっかり吸った方がいいです。(経験済み)
ここだけでしかできないとおもって、存分に吸い尽くさないとだめです。
かにを食べるときに蟹みそも好きな人はこのザリガニのみそも同じような旨味があるので、おすすめです。
ザリガニはどこ産のもの?
スウェーデンでいま食べられるザリガニはスウェーデン産、中国産、トルコ産があるようですが、スウェーデン産のザリガニは乱獲の影響からとんでもなく高価だそうです。
うちでは中国産とトルコ産を盛りつけていただきました。より赤く小さい方が中国産、オレンジっぽい色で大きいのがトルコ産です。
食べ比べてみましたが、トルコ産は大きい割に実が結構小さく、ディルの味がスパイシーに感じました。
中国産はしっかり身が詰まっていて、ザリガニみそもしっかりあり、美味しかったです。中国産のザリガニが毛ガニのみそを兼ね備えタラバガニのように身が詰まっていたので、私は中国産が好きでしたが、スウェーデン人の方々はトルコ産がお好きだったようです。
月男とザリガニ
このクレフトシーヴァパーティでは月の絵柄が書かれたライトを掲げて食べます。
ザリガニと何の関係があるのか?いろいろ調べてみました。
調べてみた結果、実際にこれといった説はないようですが、ザリガニを釣るのは主に夜だそうで8月の月は一番明るく作業がしやすいのだそうです。
そのため月+ザリガニという組み合わせになったのではないかという話を聞きました。
あとがき
日本ではIKEAでザリガニが売ってるみたいなので、気になる人は購入してみるのもいいと思います!
他にも北欧料理レストランでもザリガニ料理を提供しているところがあるようです。
travel-noted.jp
というわけで今日はスウェーデンのイベントクレフトシーヴァをお伝えしました!