かなじゃーなる

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【NETFLIX】新作のファッションデザイナー発掘番組「ネクスト・イン・ファッション」を見て思ったこと(結果などのネタバレなし)

こんにちは!

1月29日から配信が始まった新作番組、ネクスト・イン・ファッションという番組を見終えました。

前はシンガー発掘番組(The Voice、X Factor、〇〇 Idle)を見てたんですが、こういう音楽番組ではオートチューンで生歌でも音程外して歌ったところでオートチューンが拾って直せるというのを知ってからあまり見なくなりました。

こういうファッションセンスのコンペティションはそういったチート部類がないので面白かったです。

特に、グループワークのときの人間関係のもつれやら狭間と信頼関係によって出来上がるファッションデザインが興味深かったです。

18人からスタートしたこのコンペティションは半分の人数の8人になったところで個人戦となります。

個人になったらそれぞれ一人一人の縫製のスキル、サイズ感を決める土台の基礎、デザインの方向性とどれだけ正確にデザインを作り上げられるかっていうのが試されてきます。

今日は、この番組に出演していたデザイナーさんたちのグループワーク時のチームワーク具合などに焦点を当てて、感想を述べていきたいと思います。

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グループワークでは如何に相手の意見を聞き入れ、意見を言えるか

アイザック&ネシェリ

ネシェリのデザインはビヨンセによって着られたりとかなりの有名人が御用達のようですが、実際には3人の子供を育てて3つの仕事を掛け持ちするシングルマザーです。

アイザックは新進気鋭のデザイナーで、かなりの自信家。

このコンビが作ったデザインはレッドカーペットというお題に対して、モデルがトイレに行けない、歩きにくいというデザインを作り上げてしまいました。

それもネシェリはアイザックのアイデアを聞き入れるしかなかったようで。

「未来につながるのファッションデザインを作り上げたんだが審査員はどうやらそう思わなかったみたい」というアイザックの発言に対して私は「未来ではトイレに行かんのか?」という疑問が浮かんでしまいました。

ジュリアン&ヘイリー

ジュリアンはUSAのブルックリン出身、ヘイリーはスコットランド出身。

最初の方のチャレンジでは上手くやっていたようですが、回を増すにつれて、お互いの主張を聞き入れられなくなってきます。

ヘイリーは自分のアイデアに他人のアイデアを加えるのがとても嫌なようでした。

そのせいで今回のお題はジュリアンアイデアメイン、その次がヘイリーアイデアメインという風になってきてしまっていました。

ぶっちゃけこの組の最後のテーマのデザインの私の率直な感想は「おばあちゃんのクローゼットから出てきた掘り出し物」っていう感想でしたし…。

お互いのデザインの良いところを取り合ってこそ、良いものが生まれるときもあるということを学ばないといけないと思いました。

チャールズ&アンジェロ

チャールズは素早く作業ができるし縫製のスキルも熟練しています。

アンジェロはデザイナーだけどスーパーバイザーのような感じで縫製の面ではあまり得意ではありませんが、アイデアやプリントデザインに関してはずば抜けたセンスを持っています。

この二人は凸凹コンビなんですが、良いところと悪いところを補い合っていて、グループワークではとてもいいデザインを出していたと思います。

カーリ&ダニエル

この二人は一緒に働いたことはないそうですが、同じ学校の卒業生というわけで同じレベルの基礎が備わっているため、とてもいい仕事をします。

カーリはかなりせっかちで頭にきやすい性格のようですが、ダニエルはそこを冷静に落ち着かせて励ましたりする協調性のある性格のようなのでとても上手くやっているように見えました。

このチームはデザインを共同で出していくにしてもちゃんとコミュニケーションを交わしお互いの意見を聞き取り入れあっていてとても良いグループでしたね!

「ヘムがないのはだめ?」と質問したダニエルに、カーリが「それは許せないわね」っていうやりとりやら、ダニエルがふらふらっと他のチームの場所に行っておしゃべりしだすと「ちょっと、こっちきてよ」とカーリがマイクロマネジメントしだすのがちょっと凸凹だったけどイイ感じにまとまってました。

個人的にはレッドカーペットで出てきたデザインがかなりお気に入りです。

クレア&アドルフォ

このチームは個人的になんとなーくあまり好きではないチームになってしまいました。

アドルフォがとてもクレアに対してリスペクトありすぎて、ほぼクレアのデザイン、アイデアだったんじゃないかな?と思います。アドルフォの意見やアイデア、デザインが見たかったなぁ。

アシュトン&マルコ

アシュトンとマルコは何年も一緒に働いた経験があってとてもグループワーク的には良い組み合わせだったと思います。

しかし、この一緒に働いた経験と一緒に作り上げてきたデザインやファッションがより、お互いのカンファタブルゾーン(Comfortable zone=居心地のいいゾーン)から脱出しにくくなり、もっと斬新なアイデアが生み出せなかった原因なのかなとは思いました。

しかし二人ともステージ衣装としては出来上がりも縫製もバツグンなものを出してくるので、とても才能のある人達だと思いました。

このコンビが出したスーツと、ロックのデザインはとってもかっこよかったです。

でもこのコンビのデザインをレッドカーペットやランウェイなどのステージ衣装以外の場所で使われてるのを想像できませんねぇ。

エンジェル&ミンジュ

エンジェルは中国からのファッションデザイナーで自分のブランドをすでに立ち上げていて、ミンジュは韓国で自分のブランドを立ち上げていますが規模はまだ小さいものだそうです。

この二人はカーリとダニエルが通った学校の同窓生で同じ時期に一緒に課題をしたり手伝ったりという仲のようです。

西洋系文化が強いロックやアンダーウェアなどの課題ではなかなかデザインがうまくまとまらずちょっと苦しんでいました。

しかし数回このネクスト・イン・ファッションのテーマ別ファッションデザインでは2回もトップになったことはあるだけあって、縫製の腕前やアイデア、色の使い方などはとても素晴らしいと思いました。

このコンビはコミュニケーションもしっかりとっていて、相手のアイデアを聞いて素晴らしいという風に認められるし、お互い助け合うという精神もあってみててとても気持ちのよくなるコンビでした。

ファライ&キキ

ファライはジンバブエ出身、キキは日本のバブル時代に活躍していたファッションデザイナーのようです。

キキはファライの師匠や姉のような存在であるそうですが、ファッションデザインに関しては他人の意見を聞きいれられない印象を受けました。

このコンビが作ったプリント&パターンのデザインは結構好きでしたが、他のお題のデザインに関してはファライの意見が強いせいか、一世代前のデザインという印象を受けてしまいました。

キキがもう少しファライの意見を聞けていたら、もうちょっと素晴らしいものが作り出せていたのではないかなぁと思いました。

先輩だろうがなんだろうが我を通しすぎるのは良くないですね。

ランウェイがかっこいい

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このネクスト・イン・ファッションではデザイナーは1つのお題に対して服を作り上げられる期間が2~3日しか与えられません。

こんな短い時間で1着~2着作り上げられるデザイナーさんってほんとすごいなぁと思いました。

このデザイナーさんが作り上げた服は審査日にランウェイでモデルさんによって着られて披露されます。

このランウェイがなかなかかっこいい。

音楽もかっこいいし周りの環境もかっこいい。

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しかしこのかっこいい環境の裏では、デザイナーさんが最後の瞬間まで服のお直しをしたり右往左往しているのです。

その裏での葛藤と表の煌びやかさのコントラストが好き。

あとがき

わたしもアパレルで働いたことがあるので、デザインやファッションにはあまり興味はないけど、服として着るというものには少しだけ興味があります。

このネクスト・イン・ファッションは音楽系のコンペティションよりも面白かったです。

グループワークでは性格が作品に響いてくるのがとても興味深かったです。

シーズン2に期待!

どんな感じなのかは実際に自分で見てみてね!

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