こんにちは!
NETFLIXでいろいろとなにか面白いのないかなぁと探していたら、ヤバい物を見つけてしまいました。
その名もハイパーハードボイルドグルメリポート。
ネーミングセンスもヤバいが番組内容もブッ飛んでてヤバいです。
ハイパーハードボイルドってすっごい茹でられたってことなのか、あっち系の意味なのか調べてみましたがこんな意味だそうですね。
暴力的・反道徳的な内容を、批判を加えず、客観的で簡潔な描写で記述する手法・文体をいう。ーWikipediaより
内容は結構ヤバいですがなんだかおもしろくて見てしまう。面白可笑しいというおもしろいではなく、興味深いという方のおもしろい。
ハイパーハードボイルドグルメリポートについて
2017年より不定期に特番として放送されている番組だそうです。
「食べる=生きる」をコンセプトに、ギャング・兵士・難民・出所者・貧困層などの世界各地の危険な場所・危険な仕事をして生きる人物のもとへディレクターが赴いて密着取材を行い、彼らがどんな食事をして生きているかを伝える番組。
ーWikipediaより引用
本も出版されているようですね。
Youtubeでも再生リストが上がっていましたが、私はスウェーデン在住で視聴に国制限がかかっていたので見れませんでした。
【公式】ハイパーハードボイルドグルメリポート スピンオフ ~放送できなかったヤバい飯~ - YouTube
ハイパーハードボイルドグルメリポートを見た感想
生きるために食べる
とりあえずエピソード3くらいまで見ましたが、なんだかもう壮絶。
「エボラ出血熱にかかって生還した女性は何を食べているのか」とか、「内戦の元少年・少女兵は何を食べているのか」とか、自分達の生活とはまず生活レベルがかなり違う人達もでてきました。
私たち先進国では食べるために生きるというのもできる中、彼らは生きていくために食べなきゃいけないし、食べるためにはどんなこともしなくてはいけないというところが心にどっさりのしかかる思うテーマでした。
「突撃!●の晩ご飯」程度のノリで見始めたんですがそのノリで発展途上国の方のご飯を拝見させていくっていうのはなかなかヘビーですね…。
食の周りにはいろんな人間ドラマがあり、その国の国力が垣間見える
ただご飯を拝見させていただくというシンプルな番組の割に、このただ単純に晩御飯を見せてもらだけでその人たちの壮絶人生が垣間見えます。
エボラ出血熱にかかった女性は後遺症で視力や聴力が低下しているそうで、だからといって毎日食事できるわけではないというところがとてもショックでした。
リベリア元少女兵は、家族を殺されたので兵士に志願してたくさんの人を撃ったと自慢げのように語っていましたが、戦争が終わった今は今日を生きるために仕事(娼婦)をしてその全額はご飯代、墓地に帰って墓地で寝る(自宅が墓地)という毎日で、億万長者になることを夢見ていました。
所感「飯高すぎだろうがい」と思ってしまいました。
米とじゃがいもなどがそれだけ高いというところを見ると、農作物の足りなさや土壌的なものや人民同士の争いから回復しきってないという感じで国内で農作物を生産する力がないのも垣間見えます。
なんかもう…すごいね。でも彼らはそれでも毎日を生きている。そんな中世界の反対側では大学受験に失敗したり、借金背負ったり、失業したとかで自殺してるなんて。
私の悩みがちっぽけに感じてきました。
あとがき
このハイパーハードボイルドグルメリポートは見たことも聞いたこともなく、NETFLIXにたまたま上がってきたことで知りました。
見てよかったです。個人的な感想としては、批判や感情的な意見を加えることなく包み隠さず見せられる最大限のところまでただただ彼らの生活に密着してリポートしているこの番組は「ピューリツァー賞ノミネートいけるか…?!」ってくらいのところまできています。
私も今日も明日も生きなきゃなぁ。